不動産用語集

ら行

陸屋根【ろくやね】

平な屋根のこと。屋根面(屋上面)の全体に防水加工を施し、雨水が屋上排水口(ルーフドレン)へと流れ込むように、小さな勾配をつけて排水路を確保している。防水加工としてはアスファルト防水、シート防水などが用いられ、屋根(屋上)を取り囲むように低い壁を設けて、防水層の内側に雨水が浸入することを防ぐ。こうした陸屋根は、鉄骨コンクリート構造・鉄骨鉄筋コンクリート構造・S造の建物で多 く見られる。

連帯保証【れんたいほしょう】

民法(第446条)では、債務者の債務を他人が保証することを「保証」としているが、この「保証」の特殊な形態で、保証人の責任を強化したもの。保証人が債権者から保証を肩代りするように求められた際は、まず主たる債務者に請求し、主たる債務者の財産を調べるべきとの主張することができるが、連帯保証人はこれが認められていない。よって債権者は、連帯保証人からただちに肩代りを請求できるなど、債権者に有利な条件となっている。融資取引や不動産取引において単に「保証」という場合、「連帯保証」であることがほとんどである。

礼金【れいきん】

建物の新規賃貸借契約の際に、借り主から貸し主に対して謝礼として支払われる金銭。将来契約が終了し、退去する際にも、借り主に返還されない。